248番目の新元号は「令和(れいわ)」どんな意味?万葉集とは?考案者は?

新元号「令和」が発表になりましたね。新元号にはどんな意味や由来、メッセージがあるのでしょうか?菅官房長官の発表や安倍首相の会見などを通じて検証していきたいと思います。

令和の由来

2019年4月1日に菅官房長官が発表した平成の次の元号「令和(れいわ)」。

「令和」の出展は、万葉集の梅花の歌32集「時に初春の令月、気淑く風和ぐ。」から引用されました

原文:初春月、氣淑風、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。


4月30日までは平成31年。5月1日から「令和」と元号が変わります。

元号が決まるまでのプロセス

新元号の決まる流れを簡単に説明します。

①首相が若干名の指揮者に各2~5の候補の提出を要請

②官房長官が数個の原案を選定

③4月1日各界の有識者による「元号に関する懇談会」開催し、衆参両院の正副議長から意見聴取→全閣僚会議で協議→閣議で改元の政令を月定。新元号発表

④5月1日「改元」

新元号「令和」考案者は?

菅官房長官は、考案者が自身の考案の秘匿を希望したことと、新元号と考案者の一個人の密接な関係が明らかになるのは好ましくないと判断し考案者は発表しない見通しです。

時が経てば、「平成」の考案者が安岡正篤氏だったように自然と分かるようになるかもしれませんね。

菅官房長官が掲げた「令和」の文字を書いた人は誰?

菅官房長官が掲げた「令和」の文字を書いたのは書家の、茂住修身(もずみおさみ)さん

大東文化大学を卒業した今年63歳の男性です。

 

新元号の令和の意味は?

安倍首相の会見では、万葉集を引用したのは万葉集は1200年前の歌集にも関わらず、地位や身分に関係なく幅広い人々の歌が納められ、その内容も当時の人々の暮らしや息遣いが感じられる日本の豊かな国民文化を感じさせる国書だったからと述べています。

また、SMAPの「世界に一つだけの花」の歌詞をハッキリと言ったことも印象的でした。

元号の歴史

日本の元号は、これまでは全て中国の書物からの出展でしたが、今回初めて日本の書物から出展されることになりました。

最初の元号は「大化の改新」で有名な645年「大化」

元号とは

元号(げんごう)とは、日本を含むアジア東部における紀年法の一種。特定の年代に付けられる称号で、基本的に年を単位とするが、元号の変更(改元)は一年の途中でも行われ、一年未満で改元された元号もある。日本においては年号(ねんごう)とも呼ばれることもある。公称としては、江戸時代まで「年号」が多く使われ、明治以降は一世一元の制が定着し、「元号」が法的用語となった[1]。現代では元号法が制度の裏付けとなっている。

引用:wikipedia

これまで、歴史の中で元号が空白の期間があったり、南北朝時代の影響で異なる元号が同時に使われたりしましたが、日本で正式に認められている元号は今まで247個。新元号の「令和」は248番目の元号となります。