コンビニバイトの面接で聞かれる内容を事前に把握し、万全の体制で面接に臨みましょう。
こちらの記事では、どういった服装や髪型で面接に臨めばいいのかについても分かります。
- コンビニ面接時に聞かれる具体的な内容と回答例
- コンビニ面接時に心がけること
- コンビニ面接時の服装や髪型
コンビニのバイト面接で聞かれることは?
「面接は緊張してしまうから苦手」と考えている方も多いでしょう。あらかじめ尋ねられそうな質問に対し、自分なりの回答を用意しておくと気持ちが楽になります。
コンビニ面接で聞かれること:志望動機
正直にいうと、お小遣いがもっと欲しいので応募させていただきました。
ほぼ間違い無く最初に尋ねられる質問です。ここは正直に答えるのが一番です。お金が欲しくてバイトを始めるのは別に悪いことではじゃないですからね。
「前から一度コンビニで働いてみたかったので」「家が近いのでここにしました」などでもかまいません。
もちろん「このコンビニは前から利用しているのですが、とても綺麗で雰囲気が良く、ここで社会勉強させてもらおうと思いました」などは、より良い答となります。
仕事に熱意があることをアピールできれば良いですが、無理して嘘をつくのは絶対にやめてください。
この問いの答が返ってくる間、面接者はあなたの態度や風貌から読み取れる「やる気」「社会的常識」「マナー」などを観察しています。
回答の中身自体もさることながら、そちらにも気を配りましょう。
コンビニ面接で聞かれること:勤務可能な時間帯と曜日
「授業がおわる16時以降なら入れます」
「土日の早朝は6時以降なら入れます」
「水曜日はサークル活動があるので入れません」
まずは大まかに、入ることが出来る時間帯を申請してお店側と調整していきます。
お店としてはなるべく多く働いてもらいたいわけですから「ここはダメ」「あそこもダメ」と言うより、可能な時間帯や曜日から答えていく方が好印象です。
もし「ここはシフトに入れない」という曜日があるにしても「サークル活動がある」「地域活動やボランティアに参加している」など明白な理由を答えましょう。
ただし「入れない日」があまりに多い場合「コイツは使えないな」と思われて採用率は下がります。
またなんとかくどこかで休みが欲しいなと思って「水曜は休みたいから入れません」などと言っても、
「それは単にお前の都合だろう」という風に解釈され、受け入れてもらえない場合が殆どです。
コンビニ面接で聞かれること:勤務開始可能日
なるべく近い日付を答えましょう。
コンビニは全体に人手不足でシフトのやり繰りに苦労していることが多いですから、すぐにシフトに入ってくれるほど好印象です。
代わりの答えはこんな感じとなります。
- 「明後日から」でもかまいません。
実質的に「明日から」と変わらないので、上の回答例とほぼ同じ好印象を与えます。 - 「来週から」
コンビニにしてみると、1日1日が勝負で、学生のようにぼーっと過ごして良い日はありません。せっかく来て欲しいと頼んでいるのに「来週から?1週間もほったらかしかよ」と言うのがコンビニ側のホンネです。あまり良い答ではないです。 - 「1ヶ月後から」
2.を読んでだいたいわかったと思いますが、1日でも早く来て欲しいのに「30日後?こいつ、ホントに働く気あるのか?」と思われてしまうので、こんな回答をすると確実に採用はありません。
面接に臨むにあたり、スケジュールを整理し、すぐに働ける体制で臨むことが重要です。
採用された場合、遅くとも数日後にはそのお店の一員になるわけですから「採用されることが前提」と考え、気を引き締めて臨みましょう。
コンビニ面接で聞かれること:バイト経験
「居酒屋のバイトを半年くらいやった経験があります」
「バイトはこれが初めてなんです。ご迷惑にならないようしっかり仕事を覚えますので、よろしくご指導ください」
これも正直に答えてもらうのが一番です。
お店によっては「経験者優遇」という条件で募集をしているかもしれませんが、ここで嘘の経歴を言われるとシフトに入ってから現場が混乱するので絶対にやめてください。
コンビニのバイトは、初心者が応募することも多く、お店の側でも仕事を教えるためのノウハウを持っていますので、あまり不安になる必要はありません。
既にバイト経験がある場合は、続いて「なぜそのバイトを辞めたか」を聞かれることが多いと思います。
これについては「正直」では無く、お店側が納得できる理由を事前に考えておきましょう。「働くのが面倒になった」は最悪の回答。
「じゃあ、ウチもそのうちいきなり来なくなるな」と思われます。
前のバイト先の悪口になる答も良くありません。「ウチで働いてもすぐに文句を言うようになる」と受け取られます。
「引っ越ししたので通えなくなった」「私の環境が変わって、お店のシフトと折り合いが付かなくなった」などが無難です。
コンビニ面接で聞かれること:通勤時間
「○○線で40分くらい掛かりますが、通学でいつも使っている路線なので、どれくらい混むかはわかっています。
余裕を持って入るようにしますので安心してください」
コンビニバイトで一番困るのが遅刻です。(無断欠勤や直前の欠勤申請は論外)
その間お店を無人にしておくわけにいかないですから、前のシフトのスタッフが帰れなくなり、職場でのあなたの評価は急降下するでしょう。
できれば住まいの近くの職場を選び、急なシフトを頼まれた場合でも対応出来るようにしておいた方が無難です。
遠くから通うことを余儀なくされる場合は、上記のようにお店側の不安を取り除けるような補足説明を考えておきましょう。
公共交通機関を使う場合は交通費の補助が支給されることもあります。正確な路線名と駅名、料金をあらかじめ控えておきましょう。
※交通費はお店側の負担となるため、遠方からの採用希望者の採用確率は下がる、という現実は覚悟しておいてください。
コンビニ面接を申し込むときの電話のかけ方
電話をかける前に、あらかじめ、尋ねられそうなことをメモしておくと慌てません。
面接を申し込む時の電話で尋ねられそうなこと
- どこで(どの広告媒体で)そのバイトを知ったかを尋ねられることが多いです。
- 上で解説した「シフト可能な時間帯や曜日」「バイト経験」「通勤時間」などを聞かれる場合もあります。考えをまとめ、メモしておきましょう。
- 先方から「メモを取って欲しいのですが」と言われることは確実なので、手元にメモ帳と筆記用具を用意しておきましょう。
実際に電話をかけるときは、電波の状態がよく、騒音の少ない場所を選択してください。話し方は明瞭に、ハキハキと。親しみを持ってもらおうと、タメ口を聞いたり、友達に話すようなフランクな言葉遣いはかえって悪印象を与えます。
あなたにとって、接客業であるコンビニバイトの面接は既に始まっていると考えてください。あなたの「社会的常識」「人柄」「接客に向いているか」などを面接担当者は観察しています。
コンビニ面接時に心がけること
面接時間の5分前には必ず到着しているというのが基本で、1分でも遅刻すると完全にアウトです。
上にも書いたようにコンビニバイトで一番困るのが遅刻です。面接にすら遅刻するようではまず採用されません。
面接中に合意したシフトや条件など忘れないよう、メモ帳と筆記用具を用意して臨みましょう。
面接場所(働くことになるお店であることが多い)に到着したら、まずはお店のスタッフに丁寧に一礼します。
「バイトの面接に伺った○○(あなたの名前)です。ご担当の△△様をお願いします」とハキハキと明瞭に告げましょう。
このスタッフさんは採用後はあなたの職場の先輩になるわけですから、好印象を与えるように心がけます。
コンビニ面接時にはどんな服装や髪型がベスト
ここで面接者がチェックしているのは「ちゃんと働いてくれそうな人か」「その職場にふさわしい格好か」という点です。
オシャレをしていく必要はなく、むしろ実際にバイトに通うときには無難な服装を心がけてください。
コンビ二面接時の服装(みだしなみ)
面接はあなたの個性や魅力、ファッションセンスをアピールする機会ではありません。従って、奇抜な服装や個性豊かすぎる格好は、悪印象しか与えないと思ってください。
食べ物を扱う職場ですから、清潔感がなにより優先されます。面接がたとえ猛暑の日でも、汚れた汗臭いTシャツなどはNGです。男性の場合、爪は短く切っておく。
靴はスニーカーで問題ありませんが、ボロ靴で出かけるのは良くありません。
全体にカジュアルな格好で構いませんが、あなたのカジュアル基準ではなく、面接者が考えるカジュアルの範疇に収まっているのか考えるのが重要です。
面接者はあなたより年上ですから、価値観や美意識もそれだけ昔のものだ、と考えてください。
面接者の発言を「古くさいこと言うなぁ」と感じるあなたの感性は極めて正常ですが、面接では相手の価値基準に合わせることが大事です。
部屋着や極端にブカブカした格好で臨むのも絶対やめましょう。
コンビニ面接時の髪型
男性の場合は黒髪・短髪が基本となります。
女性の場合、極端に明るい色でなければ染めていてもかまいません。
ロングヘアはOKですが、品出しをしたり、フライヤーの前に立つときは後ろでまとめる必要があります。
面接時も髪をまとめて臨んだ方が好印象かもしれません。
「これはオレの絶対譲れない部分だ」と金髪やロン毛で面接に臨むのは自由ですが、採用確率は必ず下がります。
面接に受かりやすい人の特徴
- 明るくハキハキ明瞭な言葉で受け答えができる
コンビニは接客業です。
もしあなたが極端に暗い性格で、人と話すのは苦手だったとしても、電話と面接の時だけでも、渾身の力で明るさを発揮して振る舞いましょう。商品名が聞き取れないようなレジ対応は願い下げですから、滑舌を明瞭に。 - みだしなみが清潔
不潔な格好や汚い手先のスタッフに触られた食品を食べたいですか?面接ですらこうした清潔さを維持できない応募者は、シフトに入ったら、もっとひどい格好でやってくることは間違い無いので、ほぼ採用されません。 - シフトに沢山入ることができる
こればかりはあなたの自由時間とのトレードオフで加減が難しいのですが、雇う側としては「使いやすい」人材を優先するので、極端な話「いつでもOK」みたいな提案もありです。ただ、採用された後は相当大変になるかもしれません。 - 履歴書の記入が丁寧で適切
「こんな紙切れでオレ様の魅力が伝わるかっつーの!」と感じている貴方の感性はおそらく正常です。しかし、履歴書ひとつ丁寧に書けない忍耐力のない方はコンビニバイトは務まりません。商品を粗雑に扱うことが目に見えているからです。 - 身も蓋もない話ですが、やはり経験豊富な方は有利です
こればかりはバイト初心者はどうしょうもない要素です。こうした相手と採用枠を争った場合は、採用から漏れても、あまり嘆かないでください。またチャンスはやってきます。
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