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親の老後を考える。親子で共倒れした実例と正しい対処法【まとめ】

親の老後を考える。親子で共倒れした実例と正しい対処法【まとめ】

40代・50代の方には切実な問題である親の老後問題。正しい知識を付けずに義務感だけで親の面倒を見て、いつの間にか親子共倒れになってしまうケースが多発しているのはご存知でしょうか?今回は恐ろしい共倒れの実例と、困った時の相談方法などを具体的に書いていきます。親の老後に不安を持っている方はぜひ、参考にしてください。

この記事で分かること

  • 子供が持つ親の老後を見る法的な責任範囲
  • 親の面倒を見るときに考えること
  • 親の面倒を見て共倒れしたケース
  • 共倒れリスクを回避する具体的な対策

親の老後を見る法的責任

親の老後を見る法的責任

民法877条で、「直系血族と兄弟姉妹は原則的に扶養義務を負い、特別な事情がある場合に、3親等内の親族が扶養義務を負う場合がある」とあります。

直系血族とは、両親や祖父母・子どもや孫の親族の事で、3親等内の親族とは、本人および配偶者から見て曾祖父母・ひ孫・おじ・おば・甥・姪です。つまり独りの力では生活できない、親や祖父母がいる場合、その相手を扶養することが法律で義務づけられているということになります。

また、家庭裁判所が直系血族と兄弟姉妹、配偶者では経済力がないと判断した場合に、3親等内の親族を扶養義務者とすることができるんですよ。では扶養義務とは、どの程度の範囲なのでしょうか?当然、生活に余力がなければ扶養することはできません。まずは自分の生活が確立したうえで、経済的可能な範囲内で扶養義務を果たせばよいのです。

参考までに、刑法第218条には「保護責任者遺棄罪」というものがあります。老人、幼児、障害者または病者を保護すべき責任のある者がこれを遺棄し、またはその生存に必要な保護をしない罪のことです。

何もしないということが罪になるのですよ。親が生活に苦しい状況であることが分かったら、一人で悩まず、まずは地域包括センターなどに相談すると良いでしょう。状況に応じて、いろんなサービスや介護保険申請のことなど教えてくれます。

▼厚生労働省の窓口▼

下記のリンクにアクセスして「全国の地域包括支援センターの一覧(都道府県のホームページへリンク)」で見ることが出来ます。

厚生労働省 地域包括ケアシステム

▼介護大手のニチイサービス▼

ニチイの介護サービスでは、分かりやすくサービスの種類を紹介しています。

ニチイの介護サービス

親の面倒を見るときに考えるべきこと

親の面倒を見るときに考えるべきこと

親の老後において考えるポイントは3つあります。

親の老後で考えるポイント

  1. 意見の共有。
  2. お金の資金繰り。
  3. 資産の確認。

1.意見の共有
兄弟姉妹がいるならば、全員の意見を共有し、その上で親の考えを尊重することが何よりも大切です。同じ親を持っていてもみんな違う一人の人間なので、意外と大きく意見は割れます。自分勝手に良かれと思って介護に関わると、後の相続トラブルにつながりかねません。しっかりと話をするべきであり、自分の意見や発言には責任を持ちましょう。

2.お金の資金繰り
介護生活を送る為に、必要なお金、サービスを把握しておくことも重要です。親の年金で充分な生活が送れるのか?経済的にどれくらいのサポートが必要なのか知っておきましょう。介護保険では、できないことも沢山あります。例えば、年に数回の衣替えや、電球の交換など、日常生活でそう発生しない事は、基本的に介護保険適用外です。

同居している場合は生活面でも家族で支援できる事が、独居の場合は家族以外の地域支援が必至でしょう。家政婦サービスも安くはありませんが家族の負担も減らすことができますし、施設に住居を移すなど、いろんなサービスを知ることで選択肢が増やせるのです。

3.資産の確認
相続と贈与について簡単でも知識を得て、親がどの位の資産を持っているか知っておきましょう。良かれと思い、親が残した財産には想像以上の税金がかかるものです。相続税は平成27年に増税されていますが、贈与税の税率は引き下げられています。介護によって維持が難しい車や固定資産などは、早いうちに贈与するのか、相続するのか、税理士と相談する事をおすすめします。

ただし注意が必要なのは、税理士任せにするのではなく、自分で理解して納得して選択することです。後で「こんなはずじゃなかった」と誰かと争わないに越したことはありません。

親の面倒を見て共倒れするケース

親の面倒を見て共倒れするケース

十分な情報を得られずに、出来るだけ周り近所の人には隠しながら身内だけで介護をしようとして、親子で共倒れするケースは少なくありません。

共倒れとは、体力的に限界がくるだけでなく、精神的にも疲れて心を患ってしまい、家庭崩壊したりパートナーと離婚なんてことも。介護を周りにお願いすることは悪いことではありません。長男だから、自分しかいないからと言って抱え込まないようにしましょう。

誰しも死はやってきます。介護において言えることはいつも「想像以上」です。

  • 想像以上に楽だった。
  • 想像以上に大変だった。
  • 想像以上に長かった。
  • 想像以上に短かった。

こんな声がたくさんあります。想定通りにいかない方が多いことを知っていれば心の負担も少しは軽くなります。

親の介護の為に仕事を辞めたが、経済・身体もボロボロ。身内は一人っ子の自分だけ。|Aさんのケース

〇Aさんのケース

Aさん

父親は早くに他界していて、長く母親と二人暮らしをしてきたAさんは未婚。母親の物忘れがひどく、認知症ではないかと疑うも、本人は病院に行くことを拒み、頼る人もいなく困っています。

周りの人や近所に母が認知症というのを知られたくない為、家庭の事情ということで仕事を休むことも。母親が摂食障害によって身体も悪くなり初めて病院を受診して本格的な介護がスタート。

週2回、月曜日と木曜日の朝各1時間は訪問介護のヘルパーが来るようになりました。しかし、ヘルパーが来ない平日は、母親一人きりでAさんは仕事で不在中です。母親は一人きりの不安のせいか、は外へ出て帰ってこれなくなり保護されて、仕事中のAさんは毎日のように呼び出されるようになりました。

結果、Aさんは仕事を辞めざるを得ず、とりあえず退職金でしばらくやっていくことにしたのですが、次第に経済的な不安を抱えてストレス状態に。Aさんは、ストレスからの体調不良で身も心もボロボロになり、親子で共倒れ寸前というケースがありました。

〇どう対処するべきだったのか?

想像以上に経済的負担があったAさんですが、介護用品も保険適用でリースできるものなどあります。しかし、相談する人がいなく、そんなことも知らずに自費で購入するもの多かったため、想像以上の出費が共倒れの大きな原因に。

介護は恥ずかしいことではありません。少しでも気になることや、わからないことがあれば、ケアマネージャーや包括センターなどに相談した上で行動した方が賢明です。

介護保険のサービスを受ける際には必ず、ケアマネージャーが担当に1人就きます。定期的な状況のヒアリングをする機会もありますが、そこではサービスに関わる人が複数参加するので、本音が話ずらい事も多いです。まずは個別に担当のケアマネージャーに相談し、ケアプランの見直しをお願いしてみましょう。

ケアマネージャーは他にも担当を持っているので、忙しそうに見えますが遠慮は不要です。ケアマネージャーに相談しにくい、という場合には、介護申請をする時に相談した地域包括センターや役所に相談に行きましょう。ケアマネージャーを他の方に変えるのも一つの案です。

認知症の親が徘徊、毎日捜索願い状態|Bさんのケース

〇Bさんのケース

Bさん

認知所の親が毎日徘徊し行方不明に。そんな親を持つBさんは、ほぼ毎日捜索願いを出すことに。おまわりさんからも、「またですね、施設は検討してないのですか?」なんて聞かれてしまうほど顔見知りになりました。

Bさんは自宅で最期を迎えたいという何気ない親との会話を覚えていてできるだけ家で看たいと考えています。しかし、認知症という病気を理解しなければ、お互い疲れるだけです。

〇どう対処するべきだったのか?

認知症で連想される言葉である「徘徊」。言葉の意味は、「あてもなくうろうろ歩き回ること」とされてますが、認知症の人は目的をもって外へ出ているので、実は正確には徘徊ではないのです。行きたいところがあるが、それがどこの場所かわからない、行く方法が分からない状況です。

徘徊と誤解をしたままでは、無理に連れ戻すことになります。しかし、本人は行きたいところがあるので、目的の所へたどり着くまでは外へ出続けます。

病気を知らないがために、親の行動を監視し、外に出ようとするならば阻止する、という毎日を送っていてお互いストレスが溜まるばかり。認知症も理解をすれば、想像以上に大変な思いをしなくてもうまく付き合うことができます。

認知症カフェなどで相談したり、ゆっくりお茶をしている時に、徘徊ではなく本人の行きたい場所が分かったりすることもあるのです。これも一つのケアですね。

父の介護中、母も脳梗塞で要介護、そして自分は障がい者に。|Cさんのケース

〇Cさんのケース

父親の介護をやっていた母親が突然脳梗塞で倒れ、半身麻痺で両親ともに介護が必要になったCさん。家族の介護中に、介護者が増えるのはとても大きな負担になります。

両親の介護もしながら生活していた為、自分の身体の事は後回しにしがちで、通院していた眼科もいかなくなってしまいました。そうしている内に緑内障が進行し、ついには視覚障がい者になってしまい家族を支えられなくなってしまう事態になってしまいました。

〇どう対処するべきだったのか?

Cさんのように、想像以上に両親の介護生活は長く、自分の健康寿命が短かった為に人の支援なしでは家族みんな生きていくことが困難になってしまうケースも少なくありません。そういう時は、生活相談支援センターや福祉課などに相談し家族全体的にアドバイスや支援を受けるようにしてください。

▼参考リンク▼

厚生労働省 障がいのある人に対する相談支援について

まずはお住まいの市町村の役所へ行き、案内してもらいましょう。生活相談支援を受けたい旨を伝えれば事業所を案内してもらえます。

共倒れしないためにはどうすればいいのか?

共倒れしないためにはどうすればいいのか?

親の面倒を見ることで共倒れしないためには、親が元気な時に打てる対策は売っておくこと!しっかりとした準備が自分や家族の身を守ること繋がります。

親が元気なうちにやっておくこと

親が元気なうちにやっておくこと

1.終活について定期的に親を含め家族会議をする。

正月・お盆・法事、など定期的に家族が集まりやすいタイミングで話し合いをするのを恒例にするのが一番おすすめ。別途、機会を設けようとしても、社会に出た大人が全員集まるのはなかなか難しいものです。家族が集まったら、気軽に終活の話をする事を定番にしましょう。

2.親にエンディングノートを書くことをすすめる。

エンディングノートとは、終焉を見据え、もしもの時に家族に自分の大切な情報を伝えるノート。遺言や公正証書と異なり、法的効力がないので注意が必要です。ちゃんとした遺言として残すなら、最寄の公証役場で手続きをしましょう。

 

3.役所以外に行政が運営しているスポーツセンターや生涯学習センターに通う

役所以外に行政が運営している、スポーツセンターや生涯学習センターなどに日頃から出向いていると新しいコミュニティやイベント、サービスの情報も得られるのでおすすめです。もし、介護する状況になったとしても、それ以上、介護が必要にならないようにするための努力は、必至と言えます。

万が一、家族の介護が必要になっても大丈夫なようにするには?

万が一、家族の介護が必要になっても大丈夫なようにするには?

1.相談する人を持ち、良いケアマネージャーをつける。

介護されることは恥ずかしいことではありません。もちろん本人の尊厳はありますが、家族を支えるあなたの周りには相談できるたくさんの窓口や、専門職の人がいます。もし、あなたにかかりつけのお医者さんがいたらその先生に軽く相談しても良いでしょう。

アドバイスや医師の介護サービスを受けるには必ず担当のケアマネージャーが就き、介護計画を立てます。介護を受けたくても、介護計画にないものは行えません。そのようなときでもケアマネージャーに相談すれば、色々な情報を得られる場合があります

たとえば、庭の掃除や電球の取り換えなどは介護保険で行えませんが、自費サービスを行っている業者やボランティアなど情報をもっているので、積極的に何かサービスはないか聞いてみましょう。必要な情報を共有してくれて、相談しやすいケアマネージャーを担当にすれば、ある程度の情報収集も可能になります。

逆に、積極性がなく、相談もなかなか応じてくれないケアマネージャーに当たったら、最寄の包括センターに行き、別のケアマネージャーを探したい旨を相談しに行くと良いでしょう。

2.使えるサービスをフル活用

共倒れしない為に、最も重要なポイントは「サービスのフル活用」です。

訪問介護ヘルパー、一時的に泊まれるショートステイ、デイサービス、入居施設など多くのサービスがあります。対人サービスだけでなく福祉用具、リフォーム会社の活用も、介護保険内で使えるものがありますので、できるだけ自立しやすい環境を整えるのも1つの方法です。介護保険でできないサービス(大掃除など)は、掃除業者や家政婦さんに頼む手段もあります。

3.なんにでもチャレンジしてみて趣味を持ち続ける

介護をする側、される側ともに趣味は持ち続けたいもの。リフレッシュできるだけでなく、生き甲斐に繋がります。身体が衰えるとともにできなくなる趣味もあるでしょうから、多趣味であることは、とても大切です。少しでも興味が沸いたらチャレンジして1つでも趣味を多く持ちましょう。

長生きをリスクにしないために・定年後設計スクール

長生きをリスクにしないために・定年後設計スクール

親の老後のことばかり考えているのも良いのですが、自分もいずれ来る老後について対策をしておくことをおすすめします。

年金をあてにできない時代です。人生100年時代と言われている今、長生きがリスクになっています。今のうちから準備しておけば、老後にかかる金銭的不安を少しでも減らせることができますね。まだ早い、いざとなったら国が何とかしてくれる、なんて思わずに趣味をたくさん持てるくらいの、経済的余裕があれば老後も楽しみになってくるものです。

では、何からどう対策をすれば良いのか?いろんな情報はあるけれど今できることはあるのでしょうか。具体的に今何をすべきか、お金の勉強ができるスクールがありますので一つご紹介します。

老後の不安を徹底解消!いまから始める定年後のお金対策・定年後設計スクール

老後の不安を徹底解消!いまから始める定年後のお金対策・定年後設計スクール

メディア紹介履歴

このスクールでは、20年、30年と続くであろう「定年後」を豊かに生きがいを持って暮らすために必要なお金の知識を、体系的・実践的に学べます。

一言でいうと「誰しも必要なお金の勉強ができる」ということです。普段、日常的に何気なく使っている「お金」ですが、意外と知られていないことが多いのが現実。無料の体験学習会も開催されているので一度参加されるのもいいでしょう。生活合わせて自分のペースで学べるのもおすすめです。

知らないと損する「定年後のお金」の現実

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運営者経歴 30歳の時に知人と共同経営でECサイト運営の会社を起業し、私を含め社員たった2人で立ち上げから5年で年商1.5億円を達成します。起業して10年後、共同経営者からの度重なるパワハラに耐えきれず、会社を辞めるために弁護士を立てて退職金ゼロで役員を辞職。 恋愛について 今までは付き合った経験は一人しかいなく、口下手で奥手の私でしたが、35歳の時に一念発起。女性の気持ちを理解するために恋愛関係の本を200冊以上読み、38歳の時に10歳年下の女性と出会い結婚。 現在、42歳。同年代の男性の悩みを解決するべく日々頑張っております。

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