今回の記事ではココナッツオイルって体に悪いのか、
体に良いのかという素朴な疑問と共に、ココナッツオイルの使い方・食用のココナッツオイルとボディー用の違いなどを盛沢山に詳しくご紹介します。
- ココナッツオイルが体にいいと言われている訳とは?
- ココナッツオイルの使い方
- ココナッツオイルを肌に塗る効果?
- 食用のココナッツオイルとボディー用のココナッツオイルに違いはあるの?食用を顔に塗って大丈夫?
- ココナッツオイルダイエットとは
- ココナッツ オイル コーヒーとは
- ココナッツオイルは牛肉の脂肪やバターと同じぐらい悪い!?
ココナッツオイルが体にいいと言われている訳とは?
ココナッツオイルが体にいいと言われている理由は、
- 中鎖脂肪酸
- ラウリン酸
- ビタミンE
- ミネラル
が多く含まれていることで、脂肪燃焼・抗酸化作用・殺菌作用・抗炎症作用・保湿効果・腸内環境を整えるなど、美容と健康の両方に効果があるからなんです。
具体的な効果については、以下のとおり盛りだくさん!
- ダイエットのサポート
- 美肌効果
- ヘアケア効果
- 便秘解消効果
- アイチエイジング効果
【健康効効果】
- 便秘解消効果
- 脳の活性化
- アトピー改善
- コレステロール値を下げる
- 糖尿病の予防、改善
- がん予防
- 免疫を上昇
- 冷え性改善
- お口のトラブル予防
- 認知症、アルツハイマーの予防、改善
健康にも美容にもいいことだらけですよね。
ココナッツオイルの肌への効果的な使い方
ココナッツオイルの使い方は7パターン!
- 保湿ケアとして顔に塗る
- メイク落としとして使う
- 日焼け止めとして使う
- マッサージ用として使う
- ボディオイルとして使う
- 髪の毛に塗る
- 普段の食事に取り入れる(料理に使用したり・飲用する)
肌につける量はお好みで大丈夫ですが、つけすぎるとオイル過多で肌トラブルの元になりやすいので、注意しながら塗りましょう。
オイルは滑りが良いので、脚や腕など気になる部分をマッサージできますし、身体についた汚れも一緒に落とすことができます。
【ココナツオイルを飲む場合】
1日のココナッツオイル摂取量は、健康や美容目的で摂取する場合、1日に大さじ2杯〜4杯を目安に摂取しましょう♪
因みに大さじ1のカロリーは約110kcalになり、他の食べ物で例えると大きめのバナナ1本分やご飯お茶碗半分食べたカロリーと同じになります。
身体にいいからといって摂りすぎると、カロリーを過剰に摂取するので気を付けて下さいね。
ココナッツオイルを肌に塗る?
ココナッツオイルは、直接肌に塗ることで肌荒れ・ニキビ・アトピー・乾燥・アンチエイジングなどに効果があります。
これらの効果を引き出す3つの秘密は、ココナッツオイルに多く含まれている成分の「ラウリン酸」と「中鎖脂肪酸」、「ビタミンE」なのです。
【ラウリン酸】
「ラウリン酸」は、母乳にも多く含まれている成分で、強い抗菌作用と抗炎症作用があります。
その他にも、肌荒れなどの炎症を沈め、ニキビの原因になるアクネ菌などを退治しながら保湿してくれるんです。
通常のラウリン酸は強い刺激を持っているものがほとんどですが、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸は低刺激なので、敏感肌の方も安心して使用可能。
【中鎖脂肪酸】
「中鎖脂肪酸」は、肌の保湿力を高める働きや、紫外線のダメージを和らげる働きがあり、女性にとってはこの2つは嬉しい効果ですよね。
また代謝を高める効果もあり、代謝が高くなることで血行が改善され、肌の細胞1つ1つに栄養が行き渡ることで肌の生まれ変わりを促進し、キレイな肌へと進化していくんですよ。
【ビタミンE】
「ビタミンE」は、アンチエイジングには欠かせない成分で、抗酸化作用や肌を保護するバリア機能などを持ち合わせており、
「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
さらに、ビタミンEは毛細血管を拡張してくれる効果があるので、肌のすみずみまで血液がいきわたることになり、肌荒れを解消してくれるんです。
食用のココナッツオイルとボディー用のココナッツオイルに違いはあるの?食用を顔に塗って大丈夫?
結論からいうとココナッツオイルを顔や体に塗るなら「食用のココナッツオイル」を使うのを避けましょう!
食用に作られているココナッツオイルは、風味や味を楽しめるように、オイルに元々含まれている不純物を残した状態でつくられ、ボディ用は肌へ刺激がある不純物を取り除くように精製されているんです。
ここで説明している不純物とは悪い物ではなく、食用ココナッツオイルの風味を残すために必要なものになりますが、この不純物が残されることが原因で肌に付けるとアレルギーを発症する人がいます。
そのため、食用のココナッツオイルは敏感肌の方にはトラブルが起きる可能性があるので注意しましょう。
ココナッツオイルダイエット
ココナッツオイルのダイエット方法は、ココナッツオイルを1日大さじ2杯から4杯程度を目安に、食べ物や飲み物に混ぜて摂取するだけ。
そのまま飲んでも大丈夫ですが、慣れていないとお腹を壊してしまう可能性があるため、まずは普段の食事に取り入れて慣れていきましょう。
ココナッツオイルがダイエットに良いと言われている理由は、「脂肪燃焼」と「食欲抑制」の効果があるからです。
その秘密は「中鎖脂肪酸」が約60%含まれていることと、「ケトン体」をすばやく作り出せること。
一般的なオイルに含まれる「長鎖脂肪酸」は体内に取り込まれた後、いったん脂肪として貯蔵され、必要に応じてエネルギーとなりますが、使われなかった分は脂肪として蓄積されます。
それに変わって中鎖脂肪酸は、体内に入るとすぐに吸収され、肝臓でケトン体と呼ばれる物質をわずか3〜4時間程度で作り出してしまいます。
このケトン体は脂肪から合成されるため、ケトン体が作られるときに体内に溜め込まれた脂肪が燃焼するのです。
また、ケトン体は脂質から作られるエネルギーで、空腹感を和らげる効果があり、これがダイエットにつながると言われているんですよ。
ココナッツオイルを飲む事に慣れていない人は、ドレッシング代わりにサラダにかけたり、コーヒー・紅茶に入れて飲んでみるなどして自分のお好みの方法を探して見て下さい。
もっと効果を出したい場合は、食事を少なめにして更に運動を取り入れると良いですよ。
ただし、食事制限は過度に行わず、バランスを重視して無理のない範囲でやりましょうね。
ココナッツオイルダイエットで実際に成功した人のSNSを見てみましょう♪
炭水化物抜いて、ココナッツオイルダイエット始めたら、お母さんに顔やせたねって言われてすごい嬉しかった!!!!
しかも、腹筋とひねり腹筋30回ずつ毎日やってたらくびれた!!!!!
— まる (@maru_pom13) 2018年2月10日
ダイエットに効果があった以外にも、便秘が解消されて体調が良くなった人もいるようで、健康にも効果があるということがわかりますね!
ココナッツオイルとコーヒー
ココナッツオイルはコーヒーと相性が良く、コーヒーが元々持っている効果+ココナッツオイルと組み合わせることで、ダイエット効果を促進させます。
その理由は、コーヒーには
- カフェイン
- クロロゲン酸
が含まれ、「脂肪の増加を防ぐ効果」と「糖質の吸収を抑える効果」を持っています。
ココナッツオイルにも脂肪燃焼効果があるため、さらにダイエット効果がプラスされるんですよ。
ココナッツオイルコーヒーの作り方は、
コーヒーにココナッツオイルを小さじ1杯入れてミキサーで混ぜるだけ!
気になるココナッツオイルコーヒーの味ですが、ココナッツオイル自体に味がついているわけではないため、
コーヒーそのものの味を損なうことはなく、口当たりがまろやかになりココナッツの香りを楽しみながら飲めますよ。
ココナッツオイルは牛肉の脂肪やバターと同じぐらい悪い!?
ここまでの説明で、ココナッツオイルは美容、健康にとっても良いということをわかっていただけたかと思います。
でも、どんなに身体に良くても全部いいことばかりではないんですよね。
ケンブリッジ大学衛生熱帯医学博士であり、疫学科でもあるカリンミシェル博士はドイツのフライブルク大学で行われた講義の中に、
「ココナッツオイルはほとんどが飽和脂肪酸で構成されているので、心臓の健康に大きなリスクがある。」
と講義しました。
疫学とは、人間集団の中で起こる健康関連の諸問題について頻度や分布を調べ、それらに影響を与える要因を科学的な手法で明らかにすること。
引用: 玉川大学 通信教育
ヘルシーなココナッツオイルで話題だったのに、健康に害があるという驚きの説明ですよね。
実はココナッツオイルには、脂肪酸の1つである飽和脂肪酸が約80%含まれているのです。
飽和脂肪酸の摂りすぎは血液中にコレステロールや中性脂肪が増えて血液の流れが悪くなり、血液を通じて細胞などに運ばれる栄養素や酸素が充分に行き渡らなくなることで、
- 動脈硬化
- 心疾患
- がん
のリスクも高まると言われています。
決してココナッツオイル摂取が悪いわけではありませんが、病気を治す薬も自分の病状に合わない薬を飲んだり、
分量を誤って摂取すれば病状が悪化するのと同じで、自分の体の状態とココナッツオイルが合わない人もいるからです。
飽和脂肪酸が多く含まれている食品は、肉に含まれる油やバター・チーズなどです。
たしかに、飽和脂肪酸が多く含まれている食品と一緒にココナッツオイルを摂取すると、コレステロール値を過剰に上げる可能性があります。
しかし、欧米人と比べても私たち日本人はバター・チーズ・肉脂の摂取量が少ないため、あまり気に病む事はないでしょう。
トータル的に考えてココナッツオイルを摂取することで得られるメリットは高く、デメリットは少ないと言えます。
ただし、肌に塗る場合はアレルギーがないかパッチテストを行い確認しましょう。
一番大切なのはどんなダイエットでも、バランスの良い食事と適度な運動があって成功するものなので、上手に取り入れて美容効果も健康効果も手に入れたいですね。
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